日本人にとって元号とはその時代の象徴です。明治、大正、昭和、平成と、わたしたちはその時代を語る時、なんとはなしに元号を使います。
そして、今年は新天皇のご即位とともにその元号が「令和」と改められた記念すべき年。「令和」は天平2年に書かれた万葉集の序文を典拠としております。
「天平」それは聖武天皇が統治していた時代。平成の御世同様に天災が多い時代だったようです。その為、国の斎主として心を痛めた天皇はこの序文から十数年後の天平15年、国難を打破し、国を安寧に導くため、「乾坤相泰かに、萬代之福業を修めて、動植咸く 栄えんことを欲す」と大仏建立の発願を立てました。この発願がなされた土地が信楽だったのです。
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